金利の基本とその現状に関して

お金を借りてそれを返済する際には、いくらかお金を上乗せして支払うのが金融仕組みの原則となります。この上乗せ分のお金を、いわゆる金利と呼ぶのですが、一体どのような仕組みで決定されるのでしょうか。

金利は上昇することもあれば下落することもある

金融仕組みは常に流動的ですから、金利に関しても上昇することもあれば下落することもあります。基本的には、借りる側が増えて貸す側が減れば金利は上昇し、その逆であれば金利は下落することになります。

金利が上昇した場合、企業としてはより多くの返済をしなければいけなくなるので、あまりお金を借りないようにするわけです。その結果、事業を縮小したり設備投資やサービス面のコストを削減するのです。そうなれば、全体的なお金の流れが悪くなるので、経済全体が不景気になるのです。

逆に、金利が下がれば企業はお金をどんどん借りることができるので、好景気に繋がるわけです。したがって、金利が少し変わるだけでも、経済活動に大きな影響をもたらすことになるのです。

お金を貸す側はなぜ金利を下げないのか

さて、金融仕組みとして金利を下げれば景気が良くなるわけですが、なぜお金を貸す側は金利を下げないのでしょうか。金利を下げればどんどん企業はお金を借りるわけですが、それによって過剰なインフレーションが起こってしまい、お金の価値が下落してしまうことになるのです。

そうなってしまうと、わざわざお金を借りる必要性もなくなるので、貸す側からすれば商売にならないのです。だからこそ、それを防ぐために適正な金利でお金を貸すことで、インフレを抑えることができるわけです。

ただ、実際のところ今の日本は不景気とも言えるわけですから、本来であればもっと金利を下げるべきかもしれません。しかし現状としては、不景気により思うように銀行にお金が集まらないわけですから、なかなかそれを実行できない状況なのです。

金融政策として金利のコントロールは欠かせない

金利の変動はとても大きな影響をもたらすわけですから、金融政策として金利のコントロールは欠かすことができないのです。日本銀行も、景気を安定させるべく様々な金融政策を行い、金融仕組みのバランスを保っているのです。